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❺喫煙と歯周炎の関係について

喫煙が歯周炎のリスクを高めることはみなさんご存知ですか?

アメリカの調査で
喫煙者は15.6%
過去喫煙者は10.5%
非喫煙者は4.9%
が歯周炎となり、喫煙者では歯周炎を患っている人が著しく多いことがわかります。

同じ年齢、性別、人種、学歴、収入であっても
喫煙者は非喫煙者と比べると3.97倍リスクが高い結果となってます。

また喫煙の量によってもリスクに差があります。
1日に9本以下の喫煙者と非喫煙者を比較したリスクが2.79倍であるのに対し
1日31本以上の喫煙者と非喫煙者を比較した場合では5.88倍と、リスクが2倍以上に増加しています。

このように、さまざまな歯周炎のリスクである原因をを加味しても歯周炎の原因の52.8%が喫煙と推定されています。

まさに、喫煙は歯周炎の最大のリスクというわけです!

また受動喫煙と歯周炎の関係を調べた研究もあり、家庭や職場で受動喫煙にさらされている人は歯周炎のリスクが1.6倍になるとされています。

そして喫煙者は歯周炎治療の効果が低くなることもわかっており、歯周治療に対する効果は喫煙者では25〜50%程度低下すると言われています。
またインプラント治療に関しては、非喫煙者に比べほぼ2倍の失敗率を示しています。

では禁煙をするとどのようになるのでしょうか。
禁煙2年までは歯周炎のリスクは非喫煙者と比べ3.22倍と高いですが、禁煙を続けているとリスクはだんだんと低下していき、禁煙11年を超える頃には1.15倍とリスクはほとんど消滅しています。

このようなことから禁煙は歯周炎治療としても非常に有効であることがわかります。

禁煙はお口の健康も身体の健康も守ってくれるようです。
おタバコを吸われている方はこれを機に禁煙を検討してみてはいかがでしょうか。

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