こんにちは、衛生士の會澤です。
前回エアフローの簡単な特徴であったり、保険内のクリーニングと自費クリーニング(エアフロー)の違いやメリット・デメリットについてお話しさせていただきました。
今回はより詳しくエアフロー後の注意事項・おすすめな方・禁忌患者さんについてお話しさせていただきます。
[エアフロー後の注意事項]
48時間はなるべく着色がつきやすいもの(カレー、コーヒー、紅茶、お茶、タバコなど)を控えていただくと効果的です。
なぜ48時間かですが、歯の表面にはペリクル(獲得被膜)と言う細菌ではない白い膜があります。それは歯の表面を汚れから守ってくれる効果があるのですが、それができるのが48時間後と言われるのでなるべく48時間は着色つきやすいものはお控え下さい。
[エアフローがおすすめの方]
・歯の着色や汚れを落としたい方
歯の着色は濃さにもよりますが、普通の歯ブラシと歯磨き粉では落ちにくいことがほとんどです。万が一落ちたとしても着色を落とすほど歯の表面を多少傷つけていることになるのであまりおすすめではございません。
・虫歯や歯周病予防をしたい方
頑張って歯ブラシや歯ブラシ以外の清掃道具(歯間ブラシ、フロス、糸ようじなど)をしていてもご自身の癖であったりなかなかやりにくい場所などは虫歯や歯周病が予防できない場合もあります。また遺伝的なところで虫歯になりやすい方もいらっしゃいます。そういう方に予防として使っていただくのも効果的です。
・清潔な口腔環境や歯を維持したい方
やはり口腔内環境に対して意識高い患者様は一定数いらっしゃいます。そういう方にもオススメさせていただいております。
・歯列矯正治療中の方
歯列矯正だとワイヤーや歯の表面に器具(ブラケット)がついている方がほとんどですが、日々丁寧に歯磨きをしていても器具が邪魔をして磨き残しが残ってしまい、慢性的に残ってしまうと虫歯へ進行してしまったり歯肉炎や歯周病になってしまう可能性があります。ですので矯正治療中だけでもエアフローを定期的に行うのがおすすめです。
・インプラントや詰め物、被せ物などの修復物が入っている方
修復物の表面はとてもツルツルしております。そこにブラシで磨いてしまうと、せっかくツルツルしている表面が傷ついてしまい表面に汚れやプラークがつきやすくなってしまいます。
ですので修復物が多く入ってる方にはエアフローを用いて、表面を傷つけないようにした方が良いです。
[エアフローの禁忌患者さん]
・喘息や慢性気管支炎などの呼吸器疾患の方
・重度の消化器系疾患、腎臓や心臓疾患の方
・ナトリウム摂取制限がある方
今までエアフローについていろんなお話しをしてきました。
もし興味がある方はお申し出下さい。
少しでも参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
神保町ミセ歯科•矯正歯科
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